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2020.12.02

地域創生課題セミナーⅠ 最終報告会を開催しました

令和21125()、福知山キャンパスにて、地域創生課題セミナー最終報告会を開催しました。

一か月前に開催した中間報告会(こちら)の時と同様に、新型コロナウイルス対策として、オンラインでも配信し、テーマ提供企業様をはじめ、多くの大学関係者、京都府北部の高校関係者の方にご参加いただきました。

 

最終報告会トップバッターは、グンゼ株式会社班の発表です。

中間報告会での発表から大きく路線変更をし、プロジェクションマッピングや3Dモデリングなどを用いた案のプレゼンテーションを行い、多くの人を驚かせていました。

3Dモデリングソフトを使いこなすなど、技術力の高さもアピールしました!

グンゼ株式会社の高尾様から、「抽象的なテーマであったが、ここまで具体的な提案にしてもらい感謝しています。コロナ禍で一番大切なお客様に安全に見て頂くという条件が、この提案なら達成できると思いました。」との講評を頂きました。

 

続いて、株式会社堀場エステック班が発表を行いました。

株式会社堀場エステック班は、どのような状況で脳が「イノベーティブ」な状況になるのかという点に着目し、調査した結果に基づき、リラックス効果が期待できる「よりどり緑オフィス」、独創的なレイアウトを配した「柱のオフィス」の2つの提案を行い、それに対して学生らから「こんなとこで働けたらいいな」「オフィスにブランコやゴルフがあって楽しそう」などの声が上がっていました!

株式会社堀場エステックの今村様からは「社会人は一日のほとんどを職場で過ごしていて、その職場が楽しくないとつまらない、ということで私たちは社是である“おもしろおかしく”というテーマを大切にしていますが、それをよく反映した素晴らしいアイデアを頂きました。ありがとうございました。アンケートをとったり、文献を参考にして調査したりと、論理立ててプレゼンテーションできていて、とても説得力がありました。」という講評を頂きました。

続いて、最終報告会間際まで、お酒のディスプレイの制作に励むなど、奮闘していた若宮酒造株式会社班の発表です。

商品である酒瓶を使ってカラフルなレイアウトを作る案や、酒造内の見学コースをARVRで制作するという技術力を見せました。実際に会場でQRコードを読み取り、AR酒造見学を体験した出席者たちからは「すごい!」と感動の声が沢山上がっていました。

若宮酒造株式会社の木内様からは「時間も短い中、プロトタイプまでよく起こしてくれたと思います。私が口酸っぱく言っていた、『最小限のコストで、最大限の効果を』という条件をしっかり遵守し、かついいアイデアが出来たと思いました。今回頂いた案は是非採用したいので、制作の際はまた協力してください。」との講評を頂きました!

 

 

続いては株式会社エフエムあやべ班の発表です。

頂いたテーマだけに取り組むのではなく、自分たちで新たな課題を見つけ、そちらの解決にも取り組んだその膨大な企画量に、多くの参加者が驚かされました。成果物としてはポスター、ポップを作り、その高いデザイン力を大いに発揮していました。

株式会社エフエムあやべの井関様からは「提案したテーマを企画したときに構想していた『学生が環境問題を考え、取材に行くことで地域に環境問題を考える意識を広める』という、理想通りの取り組みを行っていただき感謝しています。それだけではなく、一歩先へすすんだ提案(ポスター・ポップ制作)をしてくれて、そのデザイン性の高さなどにとても感激しました。」と講評を頂きました。

 

いよいよ最終班となりました。株式会社本田味噌本店班の発表です。

実際に社員の方へインタビューをした結果を活用したQ&Aページ、本田味噌全体で取り組む研究を詳しく紹介したページ、実際に味噌づくりに挑戦した様子を動画にすることでより親しみをもってもらおうと企画したページなど、中間報告会からさらにパワーアップした発表内容に、会場は驚きに包まれていました。

株式会社本田味噌本店の本田様から「時間が限られている中、非常に多くの案を提案して頂き、ありがとうございました。就活生と同年代の学生が手掛けたということで、より“刺さる”コンテンツとなっているのではないかと思います。是非、アイデアを抽出し、採用させていただきたいと思います。」との講評を頂きました。

 

 

なお、中間報告会に引き続き、企業様や本学教員、TASAにより、調査力、分析力、企画・提案力、表現力の4項目を5点満点、合計20点満点で評価が行われ、以下の最終順位となりました。

 

最終報告会 順位

第1位 株式会社本田味噌本店 班(16.73)  (中間報告会から+1.54)

第2位 株式会社エフエムあやべ 班(16.27) (中間報告会から+1.14)

第3位 株式会社堀場エステック 班(16.12) (中間報告会から+2.37)

第4位 若宮酒造株式会社 班(15.81)    (中間報告会から+1.50)

第5位 グンゼ株式会社 班(14.96)     (中間報告会から+1.34)

 

 

結果はこのようになりましたが、どの班も中間報告会から大きく点数を伸ばし、

1ヶ月という短い期間の間に大きな成長を見せていました。

今年度は新型コロナウイルスの関係で、企業の方との対面での打ち合わせや、フィールドワークの機会も少なく、例年より制限された環境の中で授業を進めてきましたが、学生全員が懸命に取り組んだ結果、企業の方からも、大学関係者からもお褒めの言葉を頂くことが出来ました!

中には実装化の可能性を持つアイデアもあり、今後の展開が楽しみです。

 

これにて、令和2年度の地域創生課題セミナーⅠは終了です。皆さん本当にお疲れさまでした!