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今回訪問したのは…

株式会社日進製作所

京丹後から世界に羽ばたく
超精密ホーニング(研削/研磨加工)マシーンメーカー

1946年創業。世界レベルの技術で知られる京丹後市が誇るホーニング(研削/研磨加工)マシーンメーカー。「夢と創造」をモットーに、高度な品質管理体制、優れた製造技術の構築を図り、新たな技術分野にも積極的に挑戦。「地域・社会への貢献」と「社員の福祉向上」にも力を入れており、社員のワークライフバランスを大切にしている。

INTERVIEW

京都工芸繊維大学
工芸科学部 設計工学域 情報工学課程
地域創生Tech Program卒業

足達 渉 さん

産装開発部 産装開発課 2020年入社

日進製作所への入社動機について教えてください!

私自身、もともと京丹後の隣の与謝野町出身なんです。一時、都会で働くことに憧れていた時期もありましたが、学部や地域創生Tech Programでの学びを通じ「情報工学の学びを活かして、地元に恩返しがしたい」と考えるようになりました。そんな中、地域創生Tech Programの「ものづくりインターンシップ」で当社のインターンシップに参加したことが入社のきっかけになりました。世界に誇れる技術を持つ機械メーカーであり、大学で学んだ情報工学を活かせる仕事があること、ワークライフバランスや福利厚生も充実していて、地元にこんなに良い企業があったのかという思いでした。そこからは大学の先生や日清製作所の社員の方に「良い会社ですね、行きたいです!」とアピールし続けて...(笑)そこから正式応募し採用試験を経て、入社させていただけることになりました。

今の仕事で楽しいと感じることは何ですか?

今は、産装開発課という設備開発に関わる電気関係の部署に所属しています。大学ではあまり触れていなかった分野なので1から学ぶ苦労もありますが、そんな中で情報工学の知識を活かすことができたり、自ら回路やプログラムを組んで実際にものを動かすことができた瞬間は最高の気分ですね。正式配属されてまだ4か月くらいということもあって、今はまだそんなに深い仕事はできていませんが、ゆくゆくは当社の次世代のホーニング(研削/研磨加工)盤の開発に少しでも貢献していきたいと思います。

「地域創生Tech Programの学びが活きている」と社会人になってみて感じることはありますか?

会社で働いていると色々なバックボーンを持つ方と一緒に仕事をすることになります。現在、私は電気系の部署にいますが、機械設計など他部署の人と会議をして物事を決めることが多くあります。地域創生Tech Programには「地域課題導入セミナー」や「地域創生課題セミナーⅠ」などのPBL※で他課程の学生と一緒に課題に取り組んだり、地域団体や企業の方々と交流を深める機会が在学中からたくさんありました。PBLの授業を通じて、さまざまな人と交流した経験が社会人の今になって活かされていると感じています。
※PBL(Project Based Learning):「課題解決型学習」。課題を自ら見つけ、自ら解決する能力を身に付ける学習方法のこと。

地域創生Tech Programの中で特に印象に残っている授業はありますか?

先ほどの答えと似てしまうのですが、PBLの授業で福知山市から与えられた「みつまたの活用法」という課題にチーム4人で取り組んだことは印象に残っていますね。みつまたは、一万円札や和紙の原料になる植物。PBLのチームは情報系の私と、生物と化学系の学生のチームだったので形として何か作るのではなく、みつまたの生育土壌を分析したり、福知山市におけるみつまたの群生地をデータベース化しました。将来、このデータベースが福知山の企業に活用され、産業の発展に貢献できるとうれしいですね。

日進製作所のココが自慢
柔軟な働き方ができる!
就職活動では、ワークライフバランスに重きをおいて企業を探していました。日進製作所では、有給休暇の高い取得率に加えて、部署によってはフレックスタイム制やテレワークが導入されています。創業75年を超える歴史ある企業ながら、新しい働き方を柔軟に導入していく社風が自慢です。

INTERVIEW

人事部 人財開発課(写真左から)

山下 純貴 さん
沖田 裕美 さん
イーストン デビッド さん

京都府北部地域の企業として、地域の課題と感じていることはありますか?

京都府北部地域では、若者の人口減少が続いており、熟練労働者の技術伝承ができなくなっていることが課題だと捉えています。長年培われてきた京都府北部地域ならではの技術・文化・思想など、これらを次世代へどのように伝承していくのか、その体制や施策の必要性を感じています。

京都府北部地域の企業として、地域創生Tech Program に期待されていることはありますか?

地域創生Tech Programには京都府北部出身以外の学生も多く参加していると思います。そういった他府県の学生たちも含めて、京都府北部地域の企業の魅力について知ってもらえればと思います。あわせて、先ほどの北部地域が抱える課題について、地域創生Tech Programの学生の皆さんの若い力で解決を図る活動を期待しています。

今後、予定されている貴社の「ものづくりインターンシップ」の内容について教えてください。

インターンシッププログラムはこれから検討をしていくのですが、当社のものづくりを知っていただくためにこれまで実施してきたプログラムには以下の内容があります。
・機械(スピンドル、エンジンカットモデルの構造、分解、組立て)
・電気(シーケンス)
・産業装置(動作確認、加工)
・部品検査

ご協力、ありがとうございました!
株式会社日進製作所
〒627-0037 
京都府京丹後市峰山町千歳22番地