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2024.02.16

令和5年度地域創生課題セミナーⅠ最終報告会を開催しました

 令和6124日(水)、松ヶ崎キャンパスで地域創生課題セミナーⅠの最終報告会を開催しました。本来であれば、福知山キャンパスで対面により開催する予定でしたが、前年度に引き続き、大雪の影響により松ヶ崎キャンパスからオンラインで配信することとなりました。

 テーマ提供企業をはじめ、京都府北部に所在する高校関係者や大学関係者など多くの方に視聴していただき、非常に充実した報告会となりました。

 ■A班(ヒロセ工業株式会社)

テーマ:EN LABOからはじまる新商品開発

ヒロセ工業株式会社の高い技術力を発信して丹後地域への興味関心を引き、そして異なる業種の人々との連携を通じて丹後地域産業を盛り上げていくために、「名刺ケース」を提案しました。

ベローズプリント加工が施された名刺ケースは見る角度によって全く異なるデザインに切り替わります。ベローズプリントを金属で行うという発想の面白さについて評価されました。

B班(有限会社三葉商事)

テーマ:刺繍の文化・魅力・技術の発信 ~ものづくり企業との繋がりの創出~

イベント出店における商品や展示及びガチャガチャの配置について良く考えられていること、また、10秒ショート動画をはじめとしたSNSを活用した情報発信など、提案が具体的であり、実現可能性が高いと評価されました。作成したショート動画を実際に会場で再生すると、多くの人が強い関心を持ちました。

C班(見海寺)

テーマ:復活した「芸屋台」・「太鼓櫓」の今後の活かし方

こども歌舞伎の復活のためには、地元の人々が芸屋台の有形文化財・無形文化財としての価値に気づくことが必要であると考え、5つの芸屋台をめぐり、歴史や価値を学ぶ「舞鶴の歴史を巡る旅」を提案しました。「舞鶴の歴史を巡る旅」は謎解き形式の宝探しゲームであり、クイズを解くごとに芸屋台を模ったパズルのピースが一つ手に入ります。地元の子供たちがパズルの完成に向けて楽しく歴史を学ぶことができるように考えました。

D班(丹後機械工業協同組合)

テーマ:TANGO子ども未来プロジェクトとの連携

丹後に住む小中学生の郷土愛を育むことで、将来地元丹後に帰郷してもらうことを目的とし、京丹後の魅力及び郷土愛について考える出前授業を提案しました。「郷土愛」という難しい課題の中で、他の企業の出前授業を見学する等の持ち前の行動力で、課題解決方法を模索しました。子供たちが京都工芸繊維大学に入学し、そこで学んだ知識や技術を丹後の地に戻って地域のために活かしたいと思えるような内容に今後なることを期待しているといったコメントもいただきました。

 学生たちの発表は、テーマ提供企業のご担当者様や本学教職員により、調査力、分析力、企画・提案力、表現力の4項目を5点満点、合計20点満点で評価が行われ、最終順位は以下のようになりました。

1位 B班(有限会社三葉商事) 16.08点 (中間報告会 14.50点)

2位 A班(ヒロセ工業株式会社) 15.92点 (中間報告会 13.70点)

3位 C班(見海寺) 14.83点 (中間報告会 13.20点)

第4位 D班(丹後機械工業協同組合) 12.67点 (中間報告会 14.00点)

  結果はこのようになりましたが、どの班も中間報告会を経て1ヶ月という短い期間の間に大きな成長を見せていました。参加いただいた皆様からは、「難しい課題の中よく頑張っている」、「興味深い提案で、実際に売れるのでは」などの声が寄せられました。

 今回の最終報告会をもって、今年度の地域創生課題セミナーⅠは終了しました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。