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2021.10.12

京都府北部企業見学ツアーを実施しました。

令和399()10()2日間、後学期から福知山キャンパスへ学修拠点を移す3回生を中心に、京都府北部企業見学ツアーを実施しました。

 3年次必修科目「地域創生課題セミナーⅠ(PBL)」においてテーマ提供があった企業への訪問を始め、伝統工芸体験や、地域活性化に取り組む関係機関の視察を行いました。今回は12名の学生が参加し、初日にはPBLテーマ提供企業を、2日目は綾部市内の関係機関を訪れました。訪問先は以下のとおりです。

 

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黒谷和紙会館(綾部市)

株式会社ベルテックス(綾部市)

日東公進株式会社(綾部市)

田勇機業株式会社(京丹後市)

 

 910()

黒谷和紙会館(紙漉き体験)

あやべ温泉(巨大迷路視察)

古民家リノベーション現場見学(里山ゲストハウスクチュール オーナー 工忠様による案内)

 

 まず初日は、PBLグループ毎に分かれ、担当企業の視察を行いました。授業は後学期(929日)から始まりますが、テーマへの理解を深めることを目的に、例年、夏休み期間に事前訪問を行っています。視察先では積極的に質問し、担当者の話を真剣にメモする様子が見られました🔍

2日目は朝から黒谷和紙会館を訪問し、紙漉き体験を行いました。伝統工芸に触れる貴重な経験です。

午後には、自然豊かな上林地区に所在するあやべ温泉を視察しました。3月にオープンしたばかりの巨大迷路の攻略に挑み、30分以上をかけて全員がゴールに辿り着きました。現在、このアスレチック施設の活用について、地域創生Tech Program学生が携わる計画が進行中ですので、引き続き要注目です!

続いて、同じく上林地区でゲストハウスを経営し、綾部移住の牽引役でもある工忠照幸さんが手がける古民家リノベーションの現場を訪問しました。当地区では、過疎化による空き家増加が課題となっており、移住者の住居やゲストハウスへ改装することで地域活性化に役立てるケースが多く見られます。今回の視察先もそのようなリノベーション物件の一つで、地域創生 Tech Program4回生が卒業プロジェクトの一環で設計や施工に関わっていることから、見学した学生たちは先輩の活動内容に非常に興味を持ったようでした。

 案内役の工忠さんは、バックパッカーとして世界を飛び回った後、綾部に移住しゲストハウス「クチュール」を開業するという経歴の持ち主で、現在はコロナ禍の中、新たな観光ツアーを立ち上げる等、精力的に活動されています。工忠さんの生きざまに触れた学生からは、「世界を飛び回った経験のある人が綾部の地を選んで今、活動されていると知り、地元愛が大きくなったと同時に、地方の活かし方にも色んな視点があるのだと感じました。もっと詳しく話を聞いてみたいです。」「限界集落に何かを作ったりするのではなく、その土地の雰囲気を損なわずに旅行者に楽しんでもらう工夫や、その土地の雰囲気を味わってもらうという姿勢は新たな視点で観光や地域創生を考える上でとても勉強になりました。実際にその土地で地域創生に関わっておられる方のお話を聞く機会がこれからも設けられるなら、ぜひ参加したいです。」といった感想が寄せられました。

9月下旬にはPBL授業が始まりましたが、今回の視察が刺激となり、いずれのチームも順調に滑り出したようです。11月の最終報告会では、どのような課題解決策が披露されるのでしょうか?取組の様子は、引き続きこちらのニュースでお知らせしていきます!