2021.06.02

地域創生Tech Program生がラベルデザインを手掛けた「純米吟醸酒　綾音」の販売が開始されました

この度、若宮酒造株式会社(綾部市)が7年前から販売する「純米吟醸酒 綾音」のラベルデザインが、元地域創生Tech Program生 北浦綾乃さん(現在本学大学院1回生)の手によって生まれ変わりました。北浦さんが同社商品のラベルを手掛けるのは「特別純米酒 綾部」に続いて２度目になります。(前回の記事はこちら)

商品名「綾音」の由来は、木内康雄社長のお嬢さんの名前から名づけられました。北浦さんは、そのエピソードとご本人の写真から着想を得て、「綾音さん自身をデザインのモチーフにする」ことを決めたそうです。綾部の星空が綾音さんの髪に投影された素敵なデザインに仕上がりました。

リニューアルした「純米吟醸酒　綾音」は若宮酒造本社(綾部市味方町薬師前四)の他、ジェイアール京都伊勢丹等で販売されています。

地域創生Tech Program生デザインの日本酒を、是非味わってみてください。

＜北浦さんのコメント＞

｢綾音｣という商品名の由来をお伺いしたところ、社長のお嬢様のお名前から取られており、｢綾部の音色を奏でる｣との意味が込められていることを知りました。そして、お嬢様が成長される過程を描くように、お酒の味も甘いものから辛いものへと少しずつ変化しているそうです。
　私が綾部を訪れてとても印象的だったのは夜空に輝く星々です。真っ暗な静寂の中でそれは他の土地よりも一際輝いて見えるように思います。成長したお嬢様がどんな場所にいても、頭の中には綾部の星空が広がっていて、故郷を想えるように願いを込めてデザインしました。

また、配色は綾音の洗練されたスッキリした味わいが伝わるよう寒色でまとめました。
　私はこのラベルの制作の過程で綾部市にたくさんお伺いし、暮らす人々や町の魅力を知りました。このようなご時世ですが、このお酒がご購入者の方々にとって綾部に興味を持っていただき、いつか足を運んでいただけるようなきっかけになるといいなと思います。また、このお酒を飲んでいる時間が、ご購入者の皆様にとっての大切な人や場所を想い、憩いとなるものになると幸いです。